技法や発想など同じ専攻内では類型的なバリエーションしか生まれなくなります。多くの美術予備校では専門家としての講師が細分化された領域を受け持っており、そうした硬直化した指導が横行しています。
 これに対しアステールは専攻の垣根が低く、専攻を横断した課題、講評、指導がある研究所です。講評のおいても課題に応じていくつかの専攻が合同で行われたりするケースが多くあります。課題内容に共通性を持たせたり、同一のテーマで別べつの専攻の出題されることがあります。例えば、「食」というテーマでデザイン科が平面構成したり油絵科が構成デッサンしたりという具合にです。
 こうしたやり方で他の専攻から思わぬ収穫を得ることがたくさんあります。アステールの受験生の作品が多くの美術大学の合格者参考作品として掲載されるのは、そのユニークな作風にあるのですが、これはそうした専攻横断型の指導によって生まれてくるのです。これは柔らかい発想を持ち多領域を教えられる「美術のジェネラリスト」としての講師陣がいるからこそできる指導なのです。