1学期の間はほとんど演習課題ですが、2学期になると教養の講義や専攻専門の講義が増えてきます。教養講義は基礎講義のように絵を描く原理ではなく、美術史や解剖学などから制作に役立つサンプルや美術に携わる者が知っているべき基本的な教養が講義されます。
 しかしこれらの知識も単に知識としてではなく、制作に向かうモチーフとして課題が考案されています。例えば、美術史に伴う課題として古典絵画の模写、雑誌の表紙の制作、ポスター制作、店舗デザイン、陶芸など幅広く専攻を横断する形で楽しみながら工夫する事を学ぶ課題が用意されています。これらの課題と入試シュミレーション課題を交互に編成することによって、構成力、応用力、実践力を養います。アステールでは、いわゆる予備校や大学の資料にある合格参考作品を作品作りのベースにするのではなく、歴史に登場する名作や、近年のプロの作家の作品、別ジャンルの名作などを取材ソースとして研究してもらいます。また、そうしたプロセスから本人に会った表現のスタイルを確立させる方向性を見いだしてゆきます。